2007年2月19日 (月)

津軽弁6。

かつて、吉幾三さんが演歌を歌うなど誰が思ったでしょうか?

今や、北国演歌の大御所ですよね。
そんな吉さんにも、地元青森の番組で、ギターを弾き語っていた時期があったんですよ。青森の人は結構知ってると思うんですがこちらのかたがたは案外ご存じないかもしれません。

わたしが記憶しているのは、以下の歌詞(一部記憶違いかもしれません)です。

ゆっくり走ろう青森県
速ぐはげでも秋田県
急いではげでも岩手県
のめくってまるど地獄往き〜

そんなに急いでなんになる
そんなに急げば事故になる
ゆっくり走ろう青森県
ゆっくり走ろう青森県

あがになったらまいねえまいねえ
あおになったらぁ
よし行くぞう(吉幾三)〜

確か、こんなんだったかなあ〜。ふんわりパーマに大きめのサングラス、ギターをじゃかじゃか。『好きよ〜あなた〜』っていう雰囲気とは全然違って、わたしはむしろこっちのほうが好きだな。『おら東京サいぐだ』とか、『プレスリー』とか。

『のめくってまる』っていうのは、『ひっくり返ってしまう』かなあ。
『はげても』っていうのは、『走っても』って意味です。
『まいねえ』っていうのは、『だめだ』って意味です。

なつかすぃ〜ねえ。
とっちぱれ。

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2007年2月 9日 (金)

津軽弁5。

旅に出ると、その地方の方言が耳に心地よいです。
風土にマッチしているといいますか。ただ、はやり言葉はこどもたちもすぐ覚えてまねてますんで、そういう共通部分は致し方ないかな。

今回は、身体の部分の方言をご紹介しますね。

“遠戚ノ 葬式(ソシキ)サ出ハテ 顔(ツラ)ッコ見レバ 訳(ワゲ)分ガネハテ 瞳(マナグ)濡レダジャ”

今回は、歌でやってみようとのこんたんです。
拙い一首ですみません。
5年くらい前のわたしの経験を歌にしてみました。

意味は、『遠戚の葬式に出て、棺桶の中の顔をのぞいてみたら、どういうわけかわからないけれども、涙が出てきました』てな感じでしょうか。

顔は、ツラといいます。これはでも、ちょっと乱暴な言い方で、
『おい、ちょっとツラ貸せ』
とはよくヤクザがやりあいますよね。でも、津軽だと、
『おい、ちょっとツラッコ貸せ』少し怖さがなくなったかしら。

目は、マナグといいますねえ。
『おめえ、どご見でらで。マナグあるのが?』
(アナタ、どこ見てるの?目はあるんですか?)
うちの父の、わたしへの口癖です。
最近は、わたしから父への口癖になってしまいましたが。

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2007年1月25日 (木)

津軽弁4。

先週、読売新聞のとあるコラムに、載っていた言葉。

『カチャクチャナイ』

今回は、芝居の台本風に構成してみました。
      〜〜〜〜〜〜〜
夕暮れ。波止場。
雪が積もっている。街灯の下に男女一組。恋人同士である。女は赤いコートにベージュのマフラー、男は黒ジーンズに茶色の革ジャン。
しばらく沈黙。

A子    『な、おめ、わばどう思ってらの?』
B男    『ん…ああ…んだなあ』

しばしの沈黙…。

A子    『どんだのす』
B男    『んだな…』

A子    『んだなんだなって、かちゃくちゃねじゃ』

A子、B男の前から去ってゆく。
      〜〜〜〜〜〜〜

A子が、自分への思いをB男に尋ねるのですが、なかなか自分の思いをA子に伝えることができない。いつまでも煮え切らないB男にしびれを切らして言った言葉が、
『カチャクチャナイ』の一言でした。
何となく、字面から分かるかと思います。
『イライラする』とか、『うっとおしい』こんな意味だと思います。
こんな風に、字面で何となく分かる言葉、津軽には結構あります。

でも、もともと文字は象形から始まったわけですから、言葉も『こんな音がつながった感じ』という表現が元だったりするのでしょうか。とっちぱれ。

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2007年1月21日 (日)

津軽弁3。

『どさ』『ゆさ』

聞いたことありませんか?
2人の会話です。
漢字にするとよくわかります。

Aさん:『何所(ど)さ』
Bさん:『湯さ』

おわかりになりました〜?
つまり、思いっきりわかりやすく訳するとですね、

Aさん:『Bさん、何所いくの?』
Bさん:『銭湯(温泉)に行くんだよ』

になります。とても短いけれど、これだけで意味が通じる。

わたしなりに思うに、とても寒い冬場などはあんまり動きたくない。自然と言葉数が少なくなる。だからこんな風に縮めて言うんじゃなかろうかと、思います。田舎にいたときは当然のように使っていたけれど、外側から見たらなんだか面白い言葉なんだなあと再発見です。

気のせいかも知れませんが、うちの父の兄弟や友人は、人の名前を呼ぶときも頭文字一つで呼んでいたような気がします。
木村さんのことを、『きー』とか、能登谷さんのことを『の』、伊勢谷さんは『せー』、伊藤さんは『いー』とか。
ホントですよ。
気のせいかもしれませんが。とっちぱれ。


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2007年1月18日 (木)

津軽弁2。

鼻濁音って、ご存知ですか?

説明するのに難しいですけど、
小学校と、学校のgaの読み方、違いますよね。あれです。え?一緒?
うがいとか、捕鯨は鼻濁音で、ガンダムとか、ギリギリは違います。これならわかりそう。

ga gi gu ge goと、nga ngi ngu nge ngoってな表記をすればわかるかしらん。
例えば、津軽の人はtsungaruで、関西の友人はtsugaruなんですよ。
西のほうの人たちとふれあって初めてわかったことです。いろいろ調べてみると、関西地方の言葉には鼻濁音は少ないみたいで。

さて、津軽弁の話。

津軽弁には、いろいろな変化形があります。

例えば、『早く来てよ!』は、
『早ぐ来いじゃ!』
になります。
まず、『早く』は『はやぐ』てな感じで濁点をつける場合が多いですね。『遅ぐ』、『行げ』などなど。
『じゃ』は、語尾によくつけるけど、特に命令形だけではないようです。

『急いで!』は、『急げじゃ』
『そうだ』は、『んだじゃ』
『暗いなあ』は、『暗(くれぇ)じゃ』などなど。

ちなみに、命令形で、一度呼んでもなかなか命令が履行されない場合、繰り返しには、もう少し強い言葉になります。『じゃ』が『でば』になります。

(例)
Aさん:『早ぐ来いじゃ!』
Bさん:『ちょ(っ)と待で』
Aさん:『早ぐ来いでば!』
Bさん:『分がったじゃ(よ)』

津軽の人は、ちょっとせっかちなんで、こんな会話はよくあるんじゃないかしら。基本的には高血圧じゃないのかな。特に寒いときなんかはやたら早口になったりします。
せっかちだけど、でも、基本的には優しいですヨ。とっちぱれ。


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2007年1月15日 (月)

津軽弁1。

ちょっと、方言の話題になったので。

ちなみに、方言=『一つの文化』『日本の言語』と思ってますわたし。
自称、標準弁と津軽語のバイリンガル。
そういえば、先日の読売新聞の第2面に、『バイリンガルは、認知症の発症が4年遅い』と出ておりました。
この場合も有効なのかしらん。

それはさておき、津軽弁ははっきり言って奥が深いです。今年95になるわたしの祖母は、耳は若干遠いですがかくしゃくとモノを言います。でも半分くらいしかわかりません。わたしの父母もわからないという有様。
ですのでわたしの使える範囲の言葉をご紹介しますよ。
今回は、『わ』と、『な』です。
『わ』はわたし。『おら』ともいうかな。
『な』はあなた。『おめ』ともいうかな。
複数形になると、『んど』とつきます。『わんど』はわたしたちです。『おめんど』はあなたたちです。
例文です。『わたしとあなたは友達です』
は、『わどなはけゃぐだ』となるのかな。『わどおめだっきゃけゃぐだど』でもいいかしら。『ケャグ』が友人、友達という意味ですね。

また定期的にのせていきますね。とっちぱれ。

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