2009年11月 1日 (日)

下呂でのTV収録。

先日、関西系列の番組の収録がありまして。
下呂へ出かけてきました。
下呂は、ほぼ半年ぶりです。4月に公演をチェンジして以来かしら。
放送日が近づいたら、また、改めて。
今回は、30分番組。土曜日の午前中の番組だから、少しはいい宣伝になるかしらん。

下呂での通常公演以外に、わたしたちがドイツで公演してきた作品を、オマケで演じてきました。
しかも、その特別公演には、かの有名な俳優さんが出演しておられるのです。
どういった形であれ、わたしはその俳優さんと共演できた…かなり嬉しいです。ついつい、サインまでねだってしまいました。
しかし、改めていろいろ思うのは、わたしたちが演じている『手影絵』というジャンル。
人に教えるたんびに、その独特の魅力、不思議さ、奇妙さに驚いてしまいます。しかも、それは、自分からではなく、他人を通して分かるから驚きです。
他人に教えて、その動きを見て、初めてそういったことが分かる。

今回は、その俳優さんに手影絵をレクチャーするのと同時に、わたしたちの演じるシーンも撮影しました。
そのとき、ディレクターさんがわたしたちに投げかけた疑問が印象に残りましたね。
『テレビを通して、このパフォーマンスのすばらしさを伝えたいんだけど、なかなかいいアイデアが出ない』
たとえば、スクリーン裏での俳優の動きと、スクリーン上に映し出される影絵とのギャップとか。
組み合わされた指から想像もつかない動物に変わるそのモーフィング。
もともと、2Dであるスクリーンの世界を、さらにテレビという2Dの世界で再構築すること自体難しいのかしら。
それとも、やっぱり、この手影絵というジャンルは、ライブパフォーマンスであるべきなのかしら。
まだまだ、勉強不足だし、まだまだ稽古していかなくちゃいけませんね。

そういえば、下呂温泉合掌村しらさぎ座では、来年もまた新作を打ちます。
題名は、『孝子ヶ池』。
とても親孝行な少年のお話です。
来年の上半期(2〜6月)の上演予定ですよ。皆様、ぜひいらしてくださいませ。

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2008年3月22日 (土)

Jニーズさんというかた。

T沢演舞城の稽古場に週一くらいのペースで通っております。
昨年に引き続いての影絵の指導です。

前回指導していた同僚いわく、
『T君は、さすが大スターの片鱗を覗かせる。普通の人のセンスじゃないね』
と言われ、少々緊張しながらも稽古場訪問。
ちょうど通し稽古の最中。1時間くらい入口にてモニターを見ながら待ちます。
すると、通路奥から静かにやってくる初老の男性。まわりのスタッフはみなかしこまって挨拶。
わたしもあわてて一礼。
あとでそのかたがJニーズさんであると知り、なるほどとうなずいた。

通し稽古が終わり、ちょうど1時間くらいの指導。
T君は、TVで拝見するのとはまたちょっと違いますな。通し稽古直後で、くたびれてはいたと思いますが、気持ちのよい挨拶をいただき、ちょっと意外。ただでさえカッコいいのに、こりゃファンになってしまいそうですわ。
さて、影絵の指導に入るのですが。
これがまた、見事なくらいやりこなすんです。しかも、純粋に楽しんでいる。すごく素直。
もちろん、昨年も実演していたわけですから憶えてはおられるのだろうけど、それにしても器用なもの。一緒に練習していたJニーズの若手タレントさんとくらべれば目からウロコが落ちるくらい。
やっぱり、タレント(才能)があるんですね。久しぶりにすごいかたにお会いできた思いです。

面白いのは、すぐに遊び始めたことです。
手影絵は、形を作るのもまあ大変ですが、それを動かすことはもっと大変。
それを、T君は、形を作ることに苦労することをとびこえて、いきなり遊んでるんです。
新しくおしえた動物もすぐ薬籠中に。見事なものです。

本番も見られるそうなので、楽しみです。

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2008年1月25日 (金)

←サイドバーをご覧くださいませ。

またちょこっと写真をアップしてみました。

ご覧くださいませ。

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2007年9月25日 (火)

サイドバーをご覧くださいませ。

サイドバーの、左手側トップに、新しいフォトブックを入れました。

手でつくる影絵の写真をいくつか載せてあります。これからちょっとずつ増やしていく予定でございますのでぜひのぞいてやってくださいませ。

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2007年3月 7日 (水)

手影絵。

もう、10数年以上、舞台で演じている表現のひとつです。
両手がさまざまな動物に変身する、こんな簡単な魔法が、光と手があればできるんですよ。感動です。
特に、劇団入りたての頃、『ウサギ』を教えてもらった時は、もう夢中で、1時間くらい動かしていました。翌日、指先と手首が筋肉痛になっていました。懐かしい思い出です。いまや、教えるほうになってしまいましたが。

いつも、光と映せるところがあると、無意識に指先が動きます。
わたしにとっては『練習』や『稽古』というよりは『遊び』ですね。
かたちが出来上がると、次は動きです。手影絵で一番多いのは動物です。動物もののドキュメンタリーは欠かさず観ます。動物園も好きですね。動く動物も好きですが、滅多に動かない動物もじっと見続ける。ヘビやらワニの手影絵もあるんですが、飼育ケースの前でじっと見続けたり。少しの仕草も逃さないぞと。

こんなことで生計を立てるなんて、夢にも思わなかった。
こんなことが観客を喜ばせるとは。しかも、『こんなこと』が『だいじなもの』に変わりつつある。とてもあたりまえで、何でもないようなことが実は一番重要なものになり得るんです。奇妙といいますか、楽しいといいますか。まだまだ30年くらいしか生きていない若輩者ですが、人生は分からんもんだ、と思います。

な〜んか、ちょっと語ってしまいました。

実は、コブクロさんの『蕾』のプロモーションビデオに、その、うちの劇団の手影絵が非常に効果的に使用されています。わたしは参加していませんが、なかなか良い出来のようですよ。
機会がありましたらぜひご覧くださいませね。

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