オランダでの宿は、ユースホステルと書きました。
トイレも、シャワールームも共用。
ベッドの大きさは、60cm×180cmくらい。
オランダ人の平均身長は180cm超と聞いたことがあるのだけれど、このベッドでは絶対無理です。眠れないと思います。わたしでさえ寝返りを打ったら間違いなく落っこちます。
それに、オランダは、寒かった。
成田を離陸したときに30数度あった気温は、オランダでは3分の1くらいしかありません。涼しいを通り越して寒いです。厚手のジャケットを持参して正解でした。
ま、それでも、宿のご主人は陽気な方です。
これが、救いだったかしら。
イギリス生まれとのこと。オランダ語よりも英語が得意。朝からハイテンションで、常に深酒のわたしたちの目を一気に醒ましてくれます。
それに、朝食も美味しかった。
さて、オランダでの初めての朝。
8時の朝食予定でしたが、6時に起床してしまったわたしは、ちょっと街中をぶらつくことに。
まず、駅前へ行き、近郊地図に目を凝らす。
よく見ると、風車マークがいくつかありました。
やはり、オランダと言えば風車です。そんなに遠くはありません。エコノミークラスでなまっていた体を元に戻すためにも、しっかりウォーキング。
建物は、さすがはヨーロッパ。石造りのステキなものがたくさんあります。このあたりは住宅街のようですが、日本のように同じつくりの家はほとんどなく、それぞれ個性的なものばかり。茅葺きのお宅もありました。それに、『見せ窓』とよばれる1階の、通りに面した大きな窓からは、家の中が良く見えます。窓際にはいろいろなオブジェが飾ってあったりして、まるでウィンドウミュージアム?
そして、街中を通り過ぎた水路沿いに、合計2つの水車を見つけました。
この朝は回っていませんでした(3日後に行ったら回ってた!)。
かなり大きいです。想像以上。
これを見ただけでも来た甲斐があったかしら。
2つ目の風車のそばの水路には、跳ね橋がいくつか続いていて、その間に船が停泊していました。その跳ね橋が上がるところをぜひ見たかったのだけど、今回のツアー中にはかないませんでしたね。
宿に戻って、朝食を頂きました。
朝食は、固めのパン数種、ハム、サラミ、チーズも数種、ボイルエッグ、ヨーグルトにコーヒー。
シンプルですが、美味しかったです。サラダがあるともっと良かったけれど。
食事の後、ホールへ向かいました。
宿からホールまでは徒歩10分ほど。
わかりやすい道なので、迷うことはありませんでした。
『Meppel 10de Internationaal Poppenspelfestival』
これが、今回のフェスティバルの名称。
20数劇団が、5日間の間に60ステージくらいこなします。
ウチは、そのうちの4ステージ。
さて、ホールに着いて、まずホッとしたのは、まともなステージであることでした。
バトンもありますし、綱元もある。しかも、その綱元がスバラシイ。電動と手動で切り替えが可能なのです。
ホールスタッフもちゃんと話の分かる人たちばかり。
その日限りの、オランダ在住日本人の女性が通訳についてくださり、意思疎通も完璧。
舞台の準備は驚くほどスムーズに進み、リハーサルも完璧にこなしました。
ロビーでは、明日から始まるフェスの準備が着々と進んでいます。様々な人形が飾ってありました。
仕事が終わり、主催者から『ディナーチケット』をいただきました。
このチケット、本来は、フェス会場で使うものなのですが、フェス自体が明日開催で食事が準備できず、『今夜はこちらのお店でお願いします』と言われ。
案内されたのが、幸か不幸か、昨晩のあのチャイニーズレストラン!
夜行ったのでわからなかったのですが、看板を良く見ると、チャイナインドレストランって書いてあります。
さて、多少、気落ちしながらもお店に入ったのですが、まわりにお客さんが多い今の時間(午後6時)は、ちょっと雰囲気が違っていました。
中華料理のバイキングコーナーがあったんです。そこには、良く見知った料理がならんでいて。
そして、その真向かいには、生の肉や、魚、野菜がならんでいて、それをピックアップして厨房のおじさんに頼むと中華風に炒めてくれます。
『なあんだ、この店、いいじゃん』
そういう意見で、メンバー一致しました。
ホテル戻って。
その日は、早いうちに就寝。
翌日の成功のため、時差に慣れないと。
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