2009年3月12日 (木)

BGMはミスチル?

『ミスチルの音楽がなって、気がついたらもうベッドだった』

かみさんが病室に戻ってきたとき、ポロリとこぼした言葉。
どうやら、手術室で、ミスチルの音楽がかかっていたらしいのですが…。

そういえば、ブラックジャックで、手術中にクラシックをかけながらオペをおこなう医者がいたような…。

今日、無事にかみさんは退院して、しばらくは自宅療養です。
ご心配をおかけしました。
わたしはといえば、次にかみさんに会えるのは4月に入ってから…。
下呂温泉合掌村、しらさぎ座での公演は、水曜日が休演日で、火曜日の公演が終わったら帰ることはできるのですが、交通費が支給されるのは月に2回だけなんです。今月は、もう2回分使い切ってしまいましたので…。
術後の状態、心配なのは心配なのですけれど。
この不景気です、メールと電話で乗り切るべし(それでも、何かあれば帰るぞ!)…。

今日の下呂は、朝にうっすら薄白化粧。
まだ雪が舞うほど冷え込むんですね。
春休みも一部始まっているようで、学生さんの来場も多い。小学生の団体さんも入るようになってきて、なんだか学校公演のいつものムードがあって、ちょっと懐かしいですねえ。
とはいえ、5月からまたツアー通しの日々なんですが…。
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2009年1月19日 (月)

インフルエンザ~。

今日は、埼玉の幼稚園。

園庭の遊具には、ところどころにやなせたかしさんのキャラクターがポイントされています。
ここは結構園児が多いですねえ。約350人強。
幼稚園公演には珍しく、2ステージでの公演です。

公演自体は、滞りなく、無事に終演したのですが。
昼食をとっていた、帰団途中のリンガーハットにて。共演している女のコの1人が、ずいぶんとはなをぐずぐず、顔もちょっと赤かったので、聞いてみると、少々熱っぽいとのこと。
後日、インフルエンザと確定されました。
こりゃ困りましたねえ。
公演自体が出来ない状態です。
何か手だてを考えないと。

インフルエンザは、徐々に流行してきているようですね。
とくに、この時期、子供たちが集まる場所に出かけることの多いわたしたちは、それに敏感に対応しなくてはいけません。ひどい症状になると、命にかかわることもあるそうですし。
とはいっても、予防接種が効かない場合もあるそうだし、
タミフルは異常行動を引き起こすかもしれないそうだし、
そうそう、最近は、吸引式の『リレンザ』という薬もあるそうですねえ。これは、効くのかしら。


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2008年11月14日 (金)

自分の首の骨。

例の首筋痛を解消せんがため、整形外科へ行ってきました。

自宅近くにある医院でしたが、大変分かりやすく説明をしてもらえ、納得。
首のレントゲンも撮ってもらいました。
わたしって、普通の人よりも首が長いんですな。しかも、けっこう極端な方の撫で肩。首の骨は、普通は7つあって、ひとつかふたつは胸の方に隠れるそうなんですが、わたしのはほぼ7つ見えているんです。かなり肩こりしやすい体質らしいのですが、正直、わたしは肩こりというものを経験したことがありません。
なぜ肩こりしやすいのかといいますと、これも先生が小さな骨の模型を使って教えてくれたのですが、撫で肩だと腕に向かう血管やら神経やらが骨と骨の間に挟まって血流の停滞が起こりやすいのだそうです。わたしはどうやらそこまではないようですが。
『体を鍛えてらっしゃいますね。これだと、運動をやめたとたんに体が痛みやすくなりますから、運動をやめるようなことはしちゃいけないでしょうね』
と、先生の一言。
『でも、この首の痛みは、少々休養が必要ですね。少し休めばすぐ快復しますよ』とも。
『あなたの首の骨は綺麗にRになっていますね。ところが、これが緊張し続けたりすると、ストレートネックと呼ばれる症状になります』
ストレートネック?まっすぐな首ってこと?
どうやら、デスクワークの多い現代人に多いとのこと。知りたい方は、検索すればすぐ出てきますよ。
総括的に、骨格的にはこりやすい体型ですが、うまいぐあいに脱力されているからこり症状が比較的弱いんでしょうね、というお言葉を頂きました。
ま、それにプラスするならば、基本プラス思考ということもあるのかしら。

診断とレントゲンのあと、首の引き延ばしとマッサージを受けてきました。
引き延ばしって、気持ちいいですね。ちょっとこわかったですが、じっさいやってみるといいもんです。20分くらいやってましたが、半分寝てました。

久しぶりに薬を頂きました。
痛みを和らげるため、続けねば。
そして、久しぶりに、禁酒ウィークかな?

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2007年6月28日 (木)

リハビリ6。

久しぶりに、あのケガの報告をします。
実は、手術が延期されました。
チタンのボルトの摘出手術です。

理由は、まだ骨がくっついていないからです。わたしの右頬骨は、2カ所をチタン製のボルトで留められているのですが、先日、病院にてレントゲン写真を撮ってもらって判明しました。先生曰く、『まあ、実際、骨がくっつくのは1年くらいはかかるんじゃないかな』とのこと。確かに、骨は離れていました。う〜む、腕の骨は案外簡単にくっついたんですけれどね。骨って、部位によってくっつくスピードが遅いのかしら。もしかして、普通の人よりもよくしゃべっているから治りが遅いとか?(ご存知のように、それはおしゃべり好きというわけではなくて仕事がそうだからです、一応注釈を)

チタンは、体に一番影響がない金属だそうです。ですが、わたしのように骨と骨をくっつけるための補助として埋め込まれた場合は、取ったほうがいいようです。

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2007年6月27日 (水)

どうやったんだろか?

午前中と、午後の2回の舞台公演で、一番危険なのは、午後公演のときのコンセントレーションの欠如、
と、わたしは思っております。特に、公演やツアーがつづいて疲労が蓄積してきたらなおのこと、気をつけなくてはいけないと。

本日は実は、そういった条件がいろいろ重なった日でもありました。
ところが、どういうことでしょう。公演は順調にいき、自分の中でもまあまあ及第点。自己満足でしょうが、という意見はさておき、全体的にいい感じの緊張感でありました。でも、先日は、まったく同じ時間条件ながら、あまり満足のいく舞台ではありませんで…。

で、タイトルになるわけです。
昨日と今日の違いはなにか。
一番気になるのは、お昼の休憩時に何を食べたか、どういう時間を過ごしたか、ということだろうか。それをチェックしようとしてみたら、実は、昨日はやっていなくて今日やったことが結構あるのです。
本番直前は、あんまり食事をしません。ですから、基本的にはミニのカップスープとおにぎり1〜2個です。これは昨日と今日は一緒。①ですが、今日はこれにリポビタンDをプラスしました。これのおかげで元気に公演できたのかしら。
②よく乾いた衣装。実は、昨日はお昼で乾かなくて、午後公演は半分午前中の汗のままで着て公演したんです。今日は、晴れていたので衣装は乾き、気持ちよかった。これかな?
③それから、今日はバスケットボールを拝借して、軽くドリブルをしたりシュートをしたりして遊んでいた。これで気分転換になった?
④横になって軽く数分目を閉じた状態があった。これでリラックスした?

う〜む。難しいなあ。
実は、明日も今日とおんなじタイムスケジュールの公演なんです。
とりあえず、まったく同じことをやってみようかな。



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2007年3月 8日 (木)

リハビリ5。

最近のリハビリは、あまり手加減がありません。

もちろん、手加減はしてほしくはありませんし、わたしだって早く完治したい。そこは患者と医師の絶対的な意思のつながりがあると思います。

リハビリ先生は、たぶんわたしよりも若い方で、柔和な笑顔が印象的な男医師です。しかし、その柔らかな笑顔と裏腹に、恐るべき力で私の小指の関節をグイグイ押し曲げます。

その痛いことと言ったらo(T□T)o

わたしも男の子ですからね、弱みは見せませんよ。
じっと耐えます。
ひたすら耐えます。
左手を握りしめ、
脂汗をたらし、
歯を食いしばり…。

先生『痛いですか?』
わたし『はい』
先生『そうですよね』
わたし『(汗笑)』
先生『もう少しガマンしてくださいね』
わたし『はい(もう少しって、もう5回目だ)』

痛いものは、痛いんです。がんばります。

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2007年2月18日 (日)

リハビリ4。

やはりじっとしているよりは性にあいます。

いいのか悪いのかわかりませんが、実際に現場で働きながら手を動かしているほうがリハビリが進んでいるような気がするのです。どうも、じいっと黙って手首や指のストレッチだけをゆっくりするのは長く続かない。
今回はもちろん、メンバーの手助けもあり、温泉効果もあってのことは承知の上ですが。

さあて、手が動くようになり始めると、まるで視野が徐々に開けていくような錯覚を覚えます。『こんなつまらないこと』なんて思われるかもしれないけれどそんなことが素直に嬉しい。これもケガの功名かな。
包装を、両手でぱりっと開けるようになったこと。
右手でフライパンを動かすことができること。
こどもたちに握手の『握り返し』ができること。
バスや電車で、右手で手すりをつかめること、などなど。まだまだいっぱいありますよ。
右手で背中が掻けることも、すごくくだらないことかもしれないけれどとても嬉しいんですね。

右頬の神経も徐々に戻りつつあります。『ニッ』と口をしたときに右口唇がちゃんと上がってくれる。右側の歯に、神経が戻ってきたおかげでモノを噛みしめるのも実感が出てきます。右目下の縫い跡がだんだん目だたなくなってきたのも嬉しいです。唇に神経が戻ると、お茶やコーヒーの『熱さ』、担々麺の『辛さ』、ビールの泡の感じがよくわかります。唇も舌とおんなじなのだな、と実感。

『失ってみて分かる』といいますが、わたしの場合、ちょっと贅沢ですね。
失ったものがちゃんと戻ってくるのですから。
幸せなほうです。

これを心にとどめて、しっかりと。

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2007年2月 2日 (金)

変化。

稽古2日目を迎えました。
案外と順調です。

しかも、不思議と、骨折前よりも調子が良くなった部分があります。発声です。以前は、長期のブランク後の稽古や本番では、喉を使いすぎて後半ガラガラになってしまう兆候がありました。しばらく使っていない発声システムを急激に始動させてしまって喉を痛めていたんだと思います。高音の発声に関してはもうひどいもんです。気を抜くとすぐひっくり返ってしまう。

今回は、しかし、違います。
後半まで、声がざらつきません。変に力が入っていないからなのでしょうが、声量も以前のように不安定にはならない。まだ、右頬の一部には神経が通じていない部分があるので発声に邪魔だと思っていたのですが意外とそうならないようです。

おそらく、わたしの超プラス思考のなされたことだとは思いますが、それはまあ別に関係ないとして、人間の体というのはつくづく不思議なもんだなあと思いました。
さすがに、右手で床についたりするのは不可能なので、左にかえたり、右手で持っていたのを左手にしてなんとかフォローしています。

まさか、頬骨に埋め込まれたチタン合金が骨とうまく響きあってるのかしらん。

そんなことはないですね、絶対。

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2007年1月30日 (火)

リハビリ3。

今回は、わたしがお世話になっている整形外科さんの話を少しまじえて。

わたしの通っている整形外科さんは、横浜のセンター南駅すぐの場所にあります。
ビルの2Fで、待合室には藤城清治さんの絵が飾ってあります。
頬骨骨折のときも、良い病院を紹介してもらえましたし、なかなか良い病院ですよ。

で、そこでいつもリハビリ通い。
いろいろなリハビリマシーンがあるもんですねえ。
波打ちベッド、腕の吊り上げ機、簡易首吊り機(のように見えました)等々。
わたしの右手は、まず、その一角にあるバブルバス入浴から始まります。10分間。そのあと、リハビリの先生からマッサージを小1時間程。

指や腕が少しずつ言うことを聞いてきはじめて嬉しいんです。それはいいのですが、相変わらず痛い。こころなしか、先生のパワーも増しているような気もする。
前もって、『痛いです』と言ってフルパワーストレッチがおそいかかってくる。関節が自由になってくる実感が痛みと共に浸透してくるのは何とも表現出来ません。
手首を痛みメーターの針に例えられるか。手首が振れるに連れ痛みも増す、といった感じです。

復帰後の舞台が来月6日。
それまでにしっかり( ̄∩ ̄#ストレッチ!

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2007年1月29日 (月)

触覚。

右手が使えるようになって思ったことです。

右手のひらで触れるものすべてが新鮮だということです。
たったのひと月くらいだけれども、ここまで『触れる』行為に敏感になったのは産まれて初めて、いや、産まれて以来かもしれないですね。そこまで大仰な意見もどうかと思いますが、それくらいびっくりしたものです。

まず、髪の毛。左手と右手の触感が全然違う。左手はさらさらしているのに、右手側はなんだか太くごわごわして感じるのです。衣服も違う。もこもこしていて気持ちのいいセーターが、右手ではちりちりして固い感じがする。自分の肌の触感も違いますねえ。右手のほうがざらざらしていて『これが自分の肌?』って思ってしまいます。

使っていないとどんどん変化していく。鈍っていくというんですかね。
何にでも当てはまるなあ、と思います。

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