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2012年9月29日 (土)

60th記念公演ツアーin Nagoya 1日目。

名古屋公演、1日目が無事終了。

大阪2daysから約10日。
他作品のお稽古や本番があったり、舞台部のデスクワークをこなしたり。
今は、2作品のチーフを掛け持ちし、なおかつデスクワークも平行しているため、なかなか休めるヒマもなく。それでも、出産間近をいいことに、会社にはしばし定時での退勤をお願いしちゃっていたりして。
ウチでは着々と新加入のfamilyのための準備とかみさんのフォロー。早めに帰宅して真結の相手、お風呂、寝かしつけ、炊事洗濯掃除等等、お腹の重いかみさんの手伝いを可能な限りやっています。

そんな生活の中にも、芸のヒントは常に眠っている。
今はやはり2歳の真結からもらう様々な驚きや面白さ。そこにはまさに興味を持つ行為の原点のようなものが感じ取られるように思う。娘と遊んでいて、ふと、そこに気持ちが行ったとき、真面目な顔をして考えてる自分がいたりするからだ。その時、娘は必ずこう言う。

『パパ、ナニシテルノ?』

子どもの感性は、鋭い。

なんと、子どもの成長とは早いものか。まさに目を見張るばかり。
言葉だけでなく、身体能力も少しずつレベルアップしていく。
劇団の若手達にもこれくらいコンスタントに成長してもらいたいもんだな(無茶は承知の上)。
たぶん、彼女の脳が少しずつこの世のものを受け入れ始めて、奔流のようにシナプスを通過しているんだろうな。全5感、いや、第6感までも駆使して、小さい身体で一生懸命日々の情報を吸収、消化しようとしているのだろうな。生命というものの素晴らしさと驚異。こんな小さな我が家の片隅でも十分感じ取ることができる。

子どもの話題になると常に話がそれて、大きくなっていく。
閑話休題。
さて、名古屋公演初日の話。

実は、名古屋公演は集客に一番苦労した。大阪は昨年手打ちをしたこともあってとっかかりが少しはあったものの、名古屋での手打ちは初めて。
だけど、ギリギリまで頑張った甲斐あり、そこそこの集客は出来た。今日のマチネは満席の様子。
そんな中での昨夜の初日。
知り合いが多いのにちょっと驚いた。もちろん、わたしが招いたお客様もいらっしゃったのだけど、それ以外にも業界の顔なじみの方の多いこと。
そういうこともあったのだろう、開演直後、反応の薄さを予期していたわたしは、『あれ? なんだか余裕があるぞ、この空気』と感じた。本番は順当に進行。カーテンコール付近の拍手は鳴り止まない様子。相変わらず拍手の受け方に難のある私は少し困った。
というわけで、名古屋公演は順調な滑り出し。

今日の2ステージで、名古屋公演も終わる。
それに加え、この7月から続いた創立60周年記念公演ツアーも、これで終わるのだ。
手打ちで総計3500人余を集客した(まだ今日の分をしっかり入れていないけど)驚きの余韻と共に。
だけど、劇団は続く。また新しいお客さんにウチの舞台を観てもらい続けなきゃ。
舞台を演じ続けることと生命の営み。
続けられるよう、頑張らないと。

おっと、まだ、今日の公演が残ってました。
頑張ってきます。

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2012年9月19日 (水)

Half & half

半日work、半日private。

午前中は、手影絵研修の指導。
みんなよく頑張ってくれてますねえ。
だけど、伸びてきている人、停滞している人と良く見えるのが手影絵のキビシイところ。
しかも、ディテールが完成した後は次の段階であるアクション、さらにそのあとはイマジネーションという更なる壁が待っている…もう、わたしが持っているものなんてほんの少しのことでしかないのにそれをなかなか教えることの出来ないもどかしさといったらありません…。
ま、相変わらず、教えることについては相変わらず試行錯誤といった状況です。

さて、この日は、午後からお休みを頂いて。
今日の午前中に届いたベビーベッドを組み立てました。
小さなサイズがなかったので、一回り大きいレギュラーサイズをレンタル。
真結の時はとくに借りたりしなかったのですが、今回は2人目だし、親元を離れての出産&育児なもので、思い切って3ヶ月だけ借りることにしました。
こうやってモノが揃ってくると、なんだかワクワクしてきます。
真結が生まれたときのことをふと思い出して…あの、緊張感、あんまり思い出したくはなんだけどな…初めてだったこともあって、ちょっとこわかった部分もあったりして。
出産は、当然のことながら痛みを伴います。
少なからず、母体、そして生まれてくる赤子だってそれなりの賭けをして生まれてくるんです。多少の危険だってある。そんなこと気にしていたら子どもなんか作れませんけどね。
男は、相変わらず、頑張れと、そばで言うしかないのです。

Photo

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2012年9月18日 (火)

さて、スイッチ切り替えて。

本日、横浜へ戻ります。

大阪2daysとっても楽しかったしエキサイティングでした。
観てくださるお客様がいるっていうのはとてもありがたいことです。
この気持ちを忘れずに次のメモリアルツアーのラストである名古屋へ乗り込みたい。

とはいえ、公私ともにいろいろと準備しなくちゃ。
名古屋公演の前には『魔法つかいのおとぎばなし』の稽古を予定。本番が1日あるのです。名古屋公演が終わったら数日その公演も入っています。台本を数冊持ち運ぶ日々が続きそう。
ブラジル行きが刻々と迫ってきた〜!
ポルトガル語のpodcast、会話集を見聞きしながらなんとか耳に慣らせようと必死。幸いなことに昨年ひたすら聞いていたスペイン語とちょっと似てるところがあるので聞き取りはしやすいかも。もしかするとMCはすべてポルトガル語になるかもという話もある。僕らが伺う都市の英語普及度はかなり低いらしいし。頑張らなきゃ。
明日、レンタルしたベビーベッドが到着予定。
組み立てて、設置しなくては。
真結のときはベビーベッドは使わなかったけど、今回は3ヶ月だけ借りることにした。やっぱり真結がいろいろちょっかい出すだろうし。ま、大丈夫だと思うけれど、首が据わるまではね。
そして勿論、出産が近づいてきているこの緊張感はどうにもなりません。
もう、早く出てきてくれるといいのに…。おっと、急かしはしません、あなたのペースでゆっくりノンビリ出てきていいんですよ〜。

う〜ん、名前もね、そろそろ決めなくちゃ。
かみさんとだいたいは合意しているんですが、やっぱり生まれてきて拝顔してみなくちゃね。
楽しみ、楽しみ〜。

さ、500kmの運転、頑張ろ。

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2012年9月17日 (月)

大阪ABCホール。

戻ってきた〜!

そんな気がしたこちらのホール。
搬入口に着いた途端、搬入経路から舞台袖、客席の様子がどんどん思い出されてきました。ニオイとか楽屋の雰囲気とか。
ちょうど1年ぶり。全然お変わりなく。ただ、ロビーから見えるリバーサイドは以前よりもライトアップ度が増していてとってもキレイ。
大阪のメンバーにも久しぶりに会えたり、意外な方から『今日の夜の回、空いてます?』という連絡が来たり。
最早、大阪は第2のホームですねえ。

仕込も順調に進み、リハーサルも充分に出来た状態で開場、開演を迎えました。
本番は、両ステージ共に順調でした。コワイくらい。
1ステージ目は満員御礼。
2ステージ目は、残席1ケタくらいだったのかな。
300ほどのキャパシティを、大阪で、しかも2ステージも埋めてしまうなんて、数年前のウチではあり得なかったこと。
しかも、今日の15時の回も、ほぼ満席のようです。
ウチの力は確実に強くなってきているってことかな。販売力、宣伝力、そして企画力。そして勿論、舞台としての魅力も(ここは少し引いて。ちょっぴりです)。
舞台前に登場したときに、舞台から満席を眺めることの気持ちの良いことといったらありませんねえ。
これも、ひとえにたくさんの人たちの尽力がなければありえなかったこと。
感謝の心に集約されます。
舞台に立つ私たちは、それに対して最良のパフォーマンスで迎えることでお返しをしているのだと思います。

さあて、今日もコンディション良し。
最高のパフォーマンスを!

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2012年9月15日 (土)

大阪移動。

今日は、大阪へ移動です。

大阪での手打ち公演ですので、本拠地である横浜から表方、裏方総勢10名が車移動。地方に出ている営業部隊も大阪入りします。
創立60周年記念公演も、残すところ大阪、名古屋で計6ステージを残すのみとなりました。こんな大がかりな手打ち公演シリーズなんて、劇団始まって以来だろうし、わたしもチケットを売るために奔走しましたな。今のところはそこそこ順調にお客様が入っていますから嬉しい限りです。明日明後日の大阪も9割9分は売れているようですし、あとは月末の名古屋公演ですね。

ということは、しばらく愛娘に会えないというわけで…ちょっとさみしいにはさみしいのですがまあ4日後には会えるわけですから。
最近は、電話口でもよく喋るようになりました。会社から帰るときに電話を入れるのですが、電話口の奥でやたらと『パパ、帰る、パパ、帰る』と言ってます。『早く帰ってきて』なんて言われてしまったらもう飛んで帰りたい…ですが、歩いて30分の通勤路ですからそれも叶いません。ひとりニヤニヤしながら帰るわけです。

昨日、『パーフェクトストレンジャー』という映画をテレビで観ました。ハルベリー、ブルースウィリスなどが出演。ハルの魅力満載の作品ですが、実はブルースのほうに興味が行きっぱなし。ブルースの名バイプレイヤーぶりを久しぶりに堪能しました。男のセクシーさが出てましたねえ。
この映画のラストシーンには正直驚きました。途中、ハル演じるロウィーナが幼時の夢を見たときに、『まさかねえ…』とは思ったんですけどね。
子持ちになったわたしが今、こういう幼児虐待のトラウマを持った大人の映画を見ると、またいろいろと考えることがあります。あんまり書くとネタバレになってしまいますから書きませんけど。
そういや、この映画って、出てくる役がみんな一癖ある人間ばっかり。陰でなにしてるか分からない人ばかりです。そんな人たちが毒をかけあいまくってるみたいな。ま、あり得ないといえばあり得ないし、だけど、こういうシチュエーションを敢えて持ってくるのがエンタテイメント性を持たせるためのひとつのファクターなんでしょうね。

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2012年9月14日 (金)

2年目のABCホールへ。

明日から、3泊4日の大阪ツアー。
劇団かかし座創立60周年記念公演の第3弾になるのかな。
有難いことに、この大阪公演、3ステージのうち1回は満員御礼、他2ステージも残席僅少とのこと。嬉しい限りです。

今回特筆すべきなのは、昨年に引き続いての同じ劇場で、同じ作品、しかも手打ち公演だということ。おっと、劇団のホームではない、言わばアウェーでの公演ということもかなり重要だ。ここまで記入したどれを取ってみても、集客へのハードルであることは間違いない。
地元の横浜でもまだやってないのに。
大阪にウチの劇団が根付いて来た証拠なのかしら。それはとても嬉しいこと。芸能の都である大阪に認められてきているのだとしたら、このクオリティは絶対に落とせないし、どんどん上げていかなくちゃ。

今日は、横浜での最終稽古。
明後日のABCホール公演に向けて最終調整。
昨日、福島天栄村で公演した『魔法つかいのおとぎばなし』も好評だったようで、自分としては上がり調子と思うけど、ま、随時リセットして。舞台はナマモノですからね。

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そろそろ書き始めるかな。たぶん。

最近、ブログに寄り付かない理由。

1、Twitterを始めたこと。
2、FACEBOOKを始めたこと。
う〜ん、どっちもメイドイン海外のものばかりなのだが…。
要するに、手軽なのと、海外公演が増えたお陰でそちらの友人たちとやりとりしやすいというところもあるからです。半分仕事、半分趣味のような形で使用してるし…。

書くことがないかというと、そういうわけでもありません。
この2ヶ月は、いろいろありすぎて困った。
40歳になったし、娘は2歳になるし、かみさんは臨月になるし。
60周年記念公演は続くし、被災地で公演したし、ひょっとしたらドキュメンタリー映画に出演となる可能性が出てきたり。
いよいよ2ヶ月を切ったブラジル公演の準備も徐々に慌ただしく。
この9月から各研修も再開。後進の指導も再開。

ついさっき、真結(2歳)が、『コワイ、コワイ』と寝言を言った。
どうやら、うなされているらしい。ここ近日、例の黒光りするムシムシに遭遇しているから、それが夢にでているのだろうか。少し抱き上げて寝かしたら落ち着いた。
かみさんは、お腹のコが徐々に動きの量を多くしているからなのか、よく眠る。眠る分、お腹のコはどんどん大きくなっているのだろうか。もう2,900gを超えているそうだ。無事に生まれて欲しいものだ。最近は表から見ても動いているのが分かる。お腹の表面がボコボコ盛り上がって動いている。結構凄い。
それにしても、真結の語彙の増加にはいつも耳を疑う。主語、述語は言うに及ばず、目的語、接続詞なども使うようになった。歌もワンフレーズ口遊むようになり。わたしの言葉をすぐに反芻してくる。面白いくらいよく喋る。今夜、かみさんから爆笑寝言を聞いた。
『ぐるぐるぐるぐるグルコサミン』って言ったんだと。
冗談みたいなホントの話。

40歳にして不惑、とは、『論語』の一節という。
惑わず、とは一見してカッコ良く思えるけれど、逆に言えば、40でもまだ惑っているヤツがいるのか、という者に警鐘を鳴らしているようにも聞こえる。だから、50歳にして天命を知るになるのだろうか。最近は、『アダルトチルドレン』なんて言葉が言われるけれど、多分、孔子の生きていた時代にもこんな人がいたに違いない。
『チルドレン』の姿勢は保っていきたい。何事にも新鮮な瞳で見つめる娘から学ぶことは多い。だから、とりあえず、『ときどきチルドレンなアダルト』でいこうかな、とりあえず。

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