60th記念公演ツアーin Nagoya 1日目。
名古屋公演、1日目が無事終了。
大阪2daysから約10日。
他作品のお稽古や本番があったり、舞台部のデスクワークをこなしたり。
今は、2作品のチーフを掛け持ちし、なおかつデスクワークも平行しているため、なかなか休めるヒマもなく。それでも、出産間近をいいことに、会社にはしばし定時での退勤をお願いしちゃっていたりして。
ウチでは着々と新加入のfamilyのための準備とかみさんのフォロー。早めに帰宅して真結の相手、お風呂、寝かしつけ、炊事洗濯掃除等等、お腹の重いかみさんの手伝いを可能な限りやっています。
そんな生活の中にも、芸のヒントは常に眠っている。
今はやはり2歳の真結からもらう様々な驚きや面白さ。そこにはまさに興味を持つ行為の原点のようなものが感じ取られるように思う。娘と遊んでいて、ふと、そこに気持ちが行ったとき、真面目な顔をして考えてる自分がいたりするからだ。その時、娘は必ずこう言う。
『パパ、ナニシテルノ?』
子どもの感性は、鋭い。
なんと、子どもの成長とは早いものか。まさに目を見張るばかり。
言葉だけでなく、身体能力も少しずつレベルアップしていく。
劇団の若手達にもこれくらいコンスタントに成長してもらいたいもんだな(無茶は承知の上)。
たぶん、彼女の脳が少しずつこの世のものを受け入れ始めて、奔流のようにシナプスを通過しているんだろうな。全5感、いや、第6感までも駆使して、小さい身体で一生懸命日々の情報を吸収、消化しようとしているのだろうな。生命というものの素晴らしさと驚異。こんな小さな我が家の片隅でも十分感じ取ることができる。
子どもの話題になると常に話がそれて、大きくなっていく。
閑話休題。
さて、名古屋公演初日の話。
実は、名古屋公演は集客に一番苦労した。大阪は昨年手打ちをしたこともあってとっかかりが少しはあったものの、名古屋での手打ちは初めて。
だけど、ギリギリまで頑張った甲斐あり、そこそこの集客は出来た。今日のマチネは満席の様子。
そんな中での昨夜の初日。
知り合いが多いのにちょっと驚いた。もちろん、わたしが招いたお客様もいらっしゃったのだけど、それ以外にも業界の顔なじみの方の多いこと。
そういうこともあったのだろう、開演直後、反応の薄さを予期していたわたしは、『あれ? なんだか余裕があるぞ、この空気』と感じた。本番は順当に進行。カーテンコール付近の拍手は鳴り止まない様子。相変わらず拍手の受け方に難のある私は少し困った。
というわけで、名古屋公演は順調な滑り出し。
今日の2ステージで、名古屋公演も終わる。
それに加え、この7月から続いた創立60周年記念公演ツアーも、これで終わるのだ。
手打ちで総計3500人余を集客した(まだ今日の分をしっかり入れていないけど)驚きの余韻と共に。
だけど、劇団は続く。また新しいお客さんにウチの舞台を観てもらい続けなきゃ。
舞台を演じ続けることと生命の営み。
続けられるよう、頑張らないと。
おっと、まだ、今日の公演が残ってました。
頑張ってきます。
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