最近思うこと。声など。
『声』について、仕事でもプライベートでも最近思うことがあります。
きっかけは、もちろんウチのコが生まれてから。
あんなに小さい身体なのに、どうしてあんなに大きな声が出るのだろう。ひょっとしたら、泣き声にしたらわたしよりも大きいんではないかと驚きます。
もちろん、喃語も出ないころは、それこそ泣き声ですべてを親に伝えなくちゃいけないということもあるのでしょうね。
言葉を憶えてくると、必要最小限の声でも伝わるって分かってくるのかな。最近うちのコは、カタコトが分かって来たようで、『伝わる』ってことに手応えを感じてくるオトシゴロかも…おっと、その辺は、最近保育士の勉強をしているかみさんのほうが詳しそうなのであとで聞いてみることにして…。
仕事では…。
とっても単純に言えば、最近のコ達(若手の人たち)は声が出ないのです。
これはどうしてなんだろうなあ…。
『叫んだ』り、『怒鳴った』りしたことないのかしら…思いっきり『泣いた』りは…? 感情の起伏の少なさもひとつの要因なのかしら。
舞台では、やはり、大勢の人たちに声を届けなくてはいけないので、そこそこ大きい(と言うと語弊を生じるので、通る声のほうがいいかな)声がなくてはいけないのですが。
いざ、声を出してもらおうとしても、なかなか声が出ないんですねこれが。
先生方のおっしゃること、それにいろいろと調べたりするところによると、よけいなところに力が入っていたりとか、精神的なところから声がでにくくなっていたりとか、まあ様々あるようです。
生活様式の変化もあるんだろうな。通信手段の発達で、大きい声を使わなくてもよいようになったり。
遠くの人に声をかけたりするひとも、最近あんまり見ません。
人前で大きな声を出すのが恥ずかしかったりするのかな。
こないだ、空港で、かみさんを呼んだら、周辺の十数人が何事かとこっちを振り向きました。いや、ちゃんと名前で呼んだんですがね…。
先日、尼崎で、久しぶりに『酔っぱらいらしい酔っぱらい』を拝見しました。
突然、お店の中で怒鳴りまくって。文句たれて、いまにも店主に殴りかかりそうな勢いで。その声の大きいことと言ったら! ウチのコの泣き声と同じくらいありました。
そのまま、店の外に出て、軒下で店主となにごとかお話しすること30分あまり。
外は、冷たい雨が降っていて、次第に興奮が落ち着いて来たようで。
わたしたちがお勘定して、お店の外に出たときは、もう背中を丸めて、とっても申し訳なさそうな顔で『すんません』と頭を下げてくれました。その声、さっきの声とは大違い。これぞまさしく『星の王子さま』の酔っぱらいだあ。
だけど、もっと興味深いのは、店主があれだけ怒鳴られても手ひとつ挙げずにひたすら話し続けて落ち着かせたこと。慣れてるな〜と思いました。この店主さんは、こんな酔っぱらいを毎日相手にして仕事してるんですね〜。
話がそれました。
みんな、赤ちゃんのころは、もっと声が出ていただろうに。
成長していく段階で、どこかに置き忘れてきたんでしょうねえ。
とりあえず、その頃を思い出してもらって発声練習でもしてみますかね〜。
わたしはといえば…
声だけはデカイです。
笑い声で、ホテルの隣のお部屋から文句が来たりしますので…いつもご迷惑をおかけてしております…。
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