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2011年7月15日 (金)

指導者たるもの…。

涙を呑んで拳を握りしめ…。

とくに、歌のフレーズとかではなく。
今、若手団員の稽古で人形操作と手影絵の指導をまかされ、下呂逗留3日目。
やっぱり、人にものを教えるのは難しいな…と、あらためて思う日々です。

そりゃ、20年近くやってきた人が得てきた技術を、ほんの数ヶ月やってるだけの人に教えるのはムリがある。
だけど、それで教えることができれば、教えられた人はすぐに次のステップに行けるわけだし。
しかし、そんなにすぐ教えて自分のものにされたら、それを会得するために20年かかったあたしはいったいなんなのとも言いたくなる。
でも、劇団が上昇気流に乗り続けるためには、それが実現したほうがいいだろうな。
『自分も、入団したての頃は、先輩にそんなことを言われ続けていたのだな…今となったらこんなにも分かりやすいことなのに、なんでその頃は分からなかったんだろう』
教えていて、ホント、歯がゆいなあ…。

『もう、ある意味でスパルタが必要なんだよ。憶えられないヤツにはそれしかないんだよ』

と、今日、聞いた。
言われてみると、若い頃、よく、怒鳴られた。
殴られもしたし、泣きもしたし、反論したし、ケンカ腰で芝居したこともある。今となっては恥ずかしい限りだけど。感情で芝居なんかしたらサイテーですね。
だけど、そういう紆余曲折があって、今の状況があるとするなら、それも必要な道筋だったりするのかしら。
今、わたしが教えるときは、極力『怒鳴った』り、『殴った』りはしない。
肉体的には世論的に控えて、まずはガッツリと怒ってみるか。

そうか…そういえば、今回の新人ちゃんの中に、こんなこと言ってる人いたな。

『御指導御鞭撻の程、宜しくお願いいたします!』

御鞭撻の意味、知ってるんですね?
よろしい…鞭もてビシバシいこうではないか!

下呂初日まであと1日。
舞台に立つ側ではないのに、緊張感を感じます。

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2011年7月12日 (火)

京都から下呂へ。

今日は、京都にて、テレビ番組の収録がありました。何の番組かは秘密です。1ヶ月前くらいには告知OKみたいなので、もう少しお待ちくださいませ。
でも、テレビはたいへんです。
撮影では、しばらく同じ体勢をさせられるし、その瞬間を上手くやらないと、基本的に撮り直しがきかないので、ちょっと緊張。ただ、今日は、一緒に演じていただいた方がたいへんよい俳優さん(っていうのかしら…)だったので、わたしたちもある程度落ち着いて演じられました。
いいパフォーマンスができたかも。
オンエアをお楽しみに。

収録終わり、これから下呂へ向かいます。
下呂しらさぎ座は、今月16日に初日を迎える「しらさぎ伝説/孝子が池」の稽古中。そのお手伝いに向かいます。下呂は、昨日も少し行きましたが、3ヶ月ぶり。

ちょっと時間が余ったので、下呂稽古中のメンバーに、ちょっとしたお土産に、小さい八つ橋と、あぶらとり紙を購入しました。

ついでに、少しだけ足をのばして東本願寺を見て来ました。
荘厳な本堂。圧巻です。
ヨーロッパの石の建築物を見たあとに日本の木造建築を見ると、やっぱり日本はすごいなあと思う。
もちろん、カテドラルもアルカサルもすごかった。プラハ城もすごかったけど、木造は心が和らぐ。石の床は冷たいけど、木の床はやわらかくてあたたかい。石の壁は風雨をシャットアウトして、木の壁は人間と一緒に風雨を感じてびりびり震える。
なんだか、ぬくもりがあるんですねえ。
すきま風も、いいものです。


さて、明日から、手影絵の稽古が始まります。ビシッといく予定です。

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いろいろ…いろいろ…。

今年は、まだやっと半年を過ぎたばかりだけど。
なんだかいろいろとあったり、やったりと、ぎゅうぎゅう詰めで、『まだ半年なんだな…』と思わず目を丸くしている最近。

いつもなら、海外ツアーの報告を楽しみながら書くのだけど、そんなヒマもなかなかなくて。
ひとつは、この夏、資格を取ろうと躍起になってるのもある。会社から要請された電気工事士2種。今年、社内で数人受験するのだけど、前期を選んだのはわたしだけ。最初の人はいつもプレッシャーがあるのですね。とりあえず、筆記は合格したけれど、再来週末に迫る技能試験がホントの本番。40分間で配線工事をしなくちゃいけないのですが…受かるかどうか…ちょっと気が気でなくて。
もひとつ。これは嬉しいことなんだけど。子どもができたことでとにかく視野が広がった。すべてにおいて初心ばかり。子どもはすごい。ハイハイを始めて、つかまり立ちをして、今では数歩平気で歩いています。ご飯もよく食べるし、ご飯以外もよく口に入れるし。なにより、この10ヶ月で体重が3倍くらいになった。成長というものをここまで実感できる経験はそうはありません。
夜はまるで宇宙遊泳しているみたいにわたしとかみさんの敷き布団の中を縦横無尽にごろごろ移動しながら寝ています。黙っておくと壁にゴンとぶちあたるので、なかなか眠れません。最近ではそれも嬉しかったりして。
次は言葉ですね。これはもう、ホントに楽しみ。

仕事の変化もあるのかしら。
今までは、毎日ある小中学校、幼保での公演、ある意味、一日が終われば『終わった』感があった。学校入って、舞台仕込んで本番やってバラして次の場所へ移動して…。
でも、今はちょっと違います。
ある意味管理職になった部分、今までの考え方とはちょっと変わっている。
その『終わった』感へ向かうスパンがずっと長い、というか、なかなか見えてこない、というところだろうか。

自分の言葉。
いろいろなもののその後に関わるようになって、自分の言葉の重みを再確認したり。基本的に『テキトー』な部分が多かったわたしとしては、ここは方向転換を迫られているところがある(かといって、ずっとテキトーかというと、誤解を招かれるのですべてにおいてそういうことはありませんが…)。
指導者としてもっと勉強しなくちゃいけない、とか。
だけど、同時に、今は半分パフォーマーでもある自分は、今のクオリティをキープしながら果たして指導者として確立できるのだろうか、とか。
ま、今のところは四肢もしっかり、脳みそも順調に動いているようですから、まだ大丈夫だとは思うのだけどね。

自分の位置とか。
いとおしい家族と一緒にいるその瞬間。
舞台の世界にいる瞬間。
今年はもう1ヶ月ぐらい世界を旅してしまったからなのか、地球の上での自分の位置を再確認したり。そうかと思ったら、自分のもつ命の存在意義とかを考えたりしたり。
そんなことを思ったりすると、もうしばらく眠れなかったり。

ちょっと、いろいろと羅列しすぎましたな。

今日は、京都。駅前のホテルです。
まだ、オープンに出来ませんが、テレビ、いくつか出演の予定です。
先日、収録を終えて、そして今日もまた収録…。
このテレビの仕事ってのも、なんだか中途半端ですね…舞台で演じたら、演じたぶんだけ観客のレスポンスがすぐにあるんだが、このテレビというやつはどうも苦手です。テレビや映画の俳優にはぜったいなれっこないな。
ま、そんな、中途半端な顔つき(パフォーマンスはもちろん極上と思います。本人が言うのもなんですが)を、ぜひ見てやってください。

今日は、収録終わり次第、下呂へ移動。
今週末に控えたしらさぎ座公演の初日に向けてのお手伝い。
のんびり温泉につかりたいのはやまやまだけど、そんなヒマもないかな。
わたしのスーツケースには、配線工具とコードやスイッチ、ソケットなどの電工パーツがいっぱい。
下呂技能試験合宿ですな。

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