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2010年9月28日 (火)

オランダ〜ドイツツアー6日目。

移動&観劇日になります。
オランダ、メッペルから、ドイツ、ボーフムまで、3回の乗り換え、約3時間の移動。

朝、5日間お世話になった、メッペルズインのおじさんと記念写真を撮り、移動開始。
いろいろと迷惑かけたんですが、とってもステキな笑顔で見送ってくれました。
とっても小さなベッドにびっくりしたのも。
シャワー中に、電気が消えて真っ暗になったのも。
洗濯物干場を借りたのも。
今となっては楽しい思い出…かな?
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さて、乗車。
メッペルを、12時頃に出発する列車。
とにかく、スーツケースが7つと、スクリーンのフレームが入ったケースが2つ。これらが意外と場所を取るんです。乗り換えも大変。機材も入っているので、けっこうな重さです。
とくに、2本目に乗った列車は、国境を越える便ということで旅行者が多く、荷物置き場もあるんですが、どこもかしこもイッパイ。通路に置いて、人が通るたんびに移動するというちょっとタイヘンな状態でした。
でも、ヨーロッパの田園風景はとてもステキでしたね。
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国境越えでは、パスポートチェックがありました。
切符をチェックするような感覚で調べていきます。わたしたちは、パスポートを開いて、ちょっとチェックをしただけで終了。案外簡単なのだな、と思いきや。
周りを見ると、カバンの中身をテーブルの上にざらざらと出されてる人、それから上着を脱がされてボディチェックをされている人もいます。ちょっと物騒な感じもありましたが、どんな人たちなんだろうな。
ジャパニーズで良かったです、ほんと。

ドイツ、ボーフムに到着したのは、午後3時過ぎ。
駅では、今回参加するフィデナフェスティバルのかたがたが出迎えてくれました。みなさん、美人ばっかり! オランダもそうですが、ヨーロッパの方々はお美しいかたばかりですのう。
さて、車3台に乗り分けて、ホテルへ向かいます。
そう、ドイツは、ホテルなんです。ユースではありません。
『art hotel Tucholsky』というところ。
1階は、レストランやバーもあります。
そして、ベッドはほとんどダブルの大きさ!これまでの疲れが取れそうです。
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ホテルの裏通りは、オープンカフェ(と言ってもほとんどビヤガーデン状態)が連なっていて良く見ると、どの店にも大きなテレビが設置してあり、みんなサッカーを放映していました。老いも若きも、ビール片手に試合に夢中。さすがドイツ!ブンデスリーガ!
夜、芝居を2本観るので、ちょっと休憩しようかとも思ったのですが、相部屋が、ビール好きのSどのであったれば、
『ちょっと出ようか』
ということになり、外の通り沿いの一軒で、ドイツビールを堪能しました。
デュンケルにヴァイツェン。イヤー、天国。疲れも吹っ飛びます。
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午後6時過ぎ。
メンバー全員で待ち合わせて、観劇の会場へ向かいます。
会場となる場所は、たぶん、かつて倉庫や工場だったような建物。やはり石造りの部分があり、それなりの歳月を経ているんでしょうね。
1本目、『schindelkilliusdutschke』というグループ名の、『Mondflucht』という作品。こちらはドイツですね。このグループ名を打ち込むだけでなんだか作品の複雑さが想像できてしまいます。19:30開演。
それから、こっちは団体名がよくわからないので書きません。2本目、フランスのかたがたのようです。タイトルは、英語版で、『Cupid,Lord of Hell and Heaven』という作品。21:00開演。
どちらも、夜の公演で、お子様はお断り。
内容も、なかなか強烈なものでした。
ドイツの作品は、英訳すると『Moon Flight』。
内容のテキストには、ライカ犬とか、アメリカやソビエトの宇宙飛行士とか、ガリレオガリレイとかベートーベンとかシューマンとか書かれていました。3人の男性が、舞台で、マットレスで遊んだり、ピアノを弾いたり、歌ったり語ったりと、なんとも不思議な空間でした。たぶん、ドイツ弁が分かれば楽しめるのだろうな。
ピアノの演奏も、歌もとても良かったけど、おはなしはあんまりつかめませんでした。

続いて。
お隣のホールにフランスの作品を観に移動。歩いて1分。
強烈な舞台でした。
会場いっぱいに設置された、フレームに、人形たち。
その中に目をこらすと、人影も数人いる様子。
客席の真ん前に、スイッチだらけの卓があって、そこで、会場の人形をリモートコントロールしているようでした。
火を噴く赤ちゃんの人形とか、金属のフレームがはみ出ているウサギとか。舞台上に吊っている包丁が、床を移動する角材の上にドスドスと刺さっていったり。
舞台にいる人間は、奇妙なメイクとアヤシイ衣装。奇矯な唄声を何度も繰り返します。
人形の首がいくつも置いてあって、それがビョンビョン飛んだり跳ねたり。
疲れる芝居でした。
そういや、サドって、フランスの人だよね、確か。
こういう、背徳…エロティシズム…?
夢に見そう。

その夜は、ホテルに戻るやいなや、どっと押し寄せた疲れでぐっすり眠ってしまいました。
ちなみに、コワい夢は見ませんでしたな。

翌日は、ヨーロッパツアーのラスト公演です。

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