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2008年11月20日 (木)

有言と無言のはざまで戦々恐々…。

鎌倉市のホールにて、2ステージ、合計約800名様。午前と午後に1回ずつの公演でした。
2校の合同鑑賞会で、それぞれの学校から徒歩で来場、楽しんで帰られたようです。

それぞれ市内の小学校の児童さんだったのですが、まったく反応が違ってびっくりしました。
やっぱり、給食たべたあとだと威勢がいいのかしら。午後の回のこどもたちは面白いレスポンスがありましたね〜。
お芝居をやっている最中では、もちろん、お芝居全体でお客さんとの『無言のやりとり』があります。広義な意味あいで、作品を、あるいは演技を楽しんでほしいという思いとか、情熱とかのやりとりですね。それは、たいていは『拍手』であったり、『息づかい』であったり、もちろん見えない、何とも表現しがたい『空気』とかです。そういったものを肌で感じてお客さんとの共有感を得る、といったようなことかしら。

ところが、こどもたちは常に即答を求めるため『有言のやりとり』とでもいいましょうか、そういったやりとりがときどきあるのです。
これは、お客さんに直接向き合って語る手法であれば、ある意味やりやすいのですが、普通のお芝居で演じているときにそういう『有言のやりとり』がでると、ちょっと迷ってしまいます。
例えば、今日のお芝居で言えば冒頭、飛行機が不時着して飛行士が現れるシーンで。
砂漠の真ん中に不時着した飛行士は、この先どうしたらいいかわからないという大変な状況を芝居するわけですが、こどもたちは、そういうところにとつぜん現れた飛行服の男に対し、たぶん、まず対等な状況にしたい欲求を出すわけですな。
『ねえ、あなたは、誰?』
そして、ひとりが聞き出すと、まわりに伝染します。
そして、いろいろな呼称が飛び出る。
お兄さん、おっさん、おじさん、etc...。
最近は、それに対して楽しみながらセリフを続けていけるようになりましたが、以前は、『静かにしてくれ〜!』という意味を込めて、大声でセリフを言ってしまったりしてましたね。静かにしてもらうのは、実は平静にしていたほうが耳を貸すものです。
もちろん、直接向き合って語るシーンもあります。そこはたいへんやりやすい。もちろん、やりすぎると墓穴ですから深追いはしません。お芝居と、語るシーンを繰り返しているうちに自然とこどもたちがそのスタイルに慣れていって、知らないうちにこどもたちが物語に溶けんでいる…まあ、それがいちばんいい状態なんでしょうね。年に1回、あるかないかかしら…いやいや、もうちょっとあるかな。
こどもたちの思わぬその『有言のやりとり』とのうまいやりとりの方法がわかれば、もっと児童劇も楽しくなる、そんな気がします。

今日の公演は、いわゆる市民文化会館というような系列の場所でした。
たいていのホールには、いわゆる『小屋付き』と呼称される職員さんがおられます。
いわば、舞台装置や照明、音響のプロ、といってもいいでしょうね(たまにはまったくの素人さんもいらっしゃいますが…)。
今日の小屋は、たいへん協力的で、演じている方も楽しくやれました。
あんまりお手伝いしてくれないところもあったりするんですけどね。
今日などは、袖の方で熱心に『ウサギ』の手影絵を見よう見まねでやっていたり。舞台上から袖の隙間に見えるその姿におもわず笑ってしまいました。

明日でちょっと一区切り。
かみさんとも33日ぶりの再会ですわ。
明日は牡蠣キムチ鍋の予定です。

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