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2008年4月 7日 (月)

散り花見。

昨夕、ウチに帰宅後、近くの公園へ花見に出かけてきました。

かみさんには前もって電話で連絡、せっかくのおやすみだったんですが、花見弁当をこしらえてもらっていました。
父にも連絡、公園での待ち合わせ。

ちょっと高台にある公園には、まばらではありますが花見の先客がにぎやかです。日曜の夕方ですからね、ちょっとずつかたづけはじめのころあい。
ですが、ここは遅くまで提灯が灯っているので、夜桜見物もOK。
レジャーシートを敷いて、弁当を広げ、父を待てずにかみさんと一献。

ふと見上げてみると、もう葉桜。
地面に散り落ちた花びらを見ながらの落花見といったところ。
花見をしていると、思い出す説経節があります。
『かるかや』です。
蕾のままで散った花を見た筑紫の国の惣領が、もののあはれを感じ取って、遁世修行に出かけるというおはなし。
発声の練習で、水上勉さんの訳を読ませてもらっております。
一家の幸せをなげうってまで、神仏につかえるものの気持ち、はっきり言ってわたしには分かりません。が、この物語が親子の情愛を切に描いているのはよく分かります。いずれ、わたしにもこの惣領の気持ちがわかる日がくるのかしら。

しばし待つのち、父がビールを持って現れ、あらためて献杯。
父と花見をするのは実に20年ぶりかもしれません。
いつも居酒屋で酒は飲んでいるんですがね。
今回はポットに温烏龍茶を入れてきたので、日が落ちて外気は冷えてきますが、ホットウーロン割りで体はぽかぽか。
提灯のあわい白熱灯の光のもとで、津軽弁が弾みます。

その中で、先日の、陸奥湾での漁船事故の話がでました。
実は、一番最初に見つかった青年は、わたしも父も知っているひとの息子さん。わたしの弟の同級生でした。

かみさんには悪いけれど、父と酒を酌み交わしながらおもいでがたり、かさねる紙コップもだんだん冷めてきたものの、話は熱く続いてて。

ふと気づくと、風もやみ、まわりの宴も落ち着いて。
見上げてみれば、真上の提灯だけがゆらゆら揺らいでおります。
父が一言、
『オッ、こごサ来てらンでねネが?』
三人して、きっとそうに違いないと思った夜半時。

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