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2007年7月12日 (木)

続・泥流地帯。

ついに、読み終わりました。

昨晩、深夜まで200ページを一気読みしてしまいました。
以前も書きましたが、わたしには年子の弟がおります。兄弟の良さをあらためて思います。
この作品も、それから、どの三浦綾子作品もそうですが、たいへん勇気づけられます。読み終わった後はそれがどんなに悲劇であってもどこか清涼感と白色の正義感に満たされます。
主人公たちは、だれもかれもまず例外なく尋常ではない困難に相対しなくてははならない運命を持っているんですが、かれらはそれを『大変なこと』ではなくて、『立ち向かうべきこと』として真摯といっていいほどの姿で克服していくんです。

特に、この作品のラストはとても印象的です。主人公たちが2巻続けて受けつづけた苦難がようやく明るい兆しを見せるんですが、それはもしかすると、かれらの本当の苦難の始まりともとれるんです。稲は実ったけれど、福ちゃんは自由になれそうだけれど、拓ちゃんはその足だけれどそのあとまたどうなるのかわからない。でも、かれらならばがんばれそうだな、そんな気がして安心して本を閉じられました。

辛いこともしっかり受け止め、自分の一部としてしまうかれらに見習って、わたしもこの先生きていこうかなとあらためて思わされました。
名作だと思います。
泥流地帯 (続) (新潮文庫)

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コメント

私も泥流地帯、好きです。しゅうさんが仰るように、「読み終わった後の清涼感と正義感」、「『大変なこと』ではなく『立ち向かうべきこと』として真摯といっていいほどの姿で克服していく」三浦綾子さんの本は本当にそうですね。しゅうさんの表現力に感服です。まさにその通り!
また三浦綾子を読みたくなりました。

投稿: うさ | 2007年7月17日 (火) 午前 09時50分

うささん、

ここまで一人の作家にハマって読んだことはあんまりなかったんですが、今回は別でしたね。
次は『ひつじが丘』です!

余談ですが、今、わたしの舞台にも関係してますが、サンテグジュペリの著作は読んだことありますか?『星の王子さま』です。今、いろいろな訳が出版されはじめていて、なかなか楽しいですよ。ぜひ、機会があったらお読み下さいね。おすすめです。

投稿: しゅう | 2007年7月18日 (水) 午前 07時06分

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