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2007年5月13日 (日)

泥流地帯。

三浦綾子さんの作品です。

仕事の合間、寝る前の数十分と、ちょっとずつ読んで、やっとこさ読み終えました。
終盤前まで、一言でいえば、とても甘酸っぱい香りに満ちてましたね。
それは、いわば自分の幼いころの記憶のにおいです。
ちなみに物語は、大正時代の北海道、本州から入植してきた人々の話。もちろん、昭和40年代後半の生まれのわたしには釣り合うべくもない立派な登場人物たちです。それでも、小学校時代の思い出にかぶって、思わずにこっとしたり、じわっとしたりする部分がありまして、とても楽しく読めました。
そう、終盤までは。

ウチも、兄弟2人、妹1人だったので、拓一、耕作と良子の仲の良さにちょっとオーバーラップしました。大人に、『これはわるいことだからやめなさい』と言われて、『どうしてそうなんだろうか』、よく疑問に思ってましたね。
それにしても、この物語、この兄弟の生きざま中心にずうっと続いて行くので、『なんでこのタイトルなんだろう』という疑問も持ちつつ、まあ、でもいい話だな、と思いながら読んでいました。
あの、ラスト50ページほどの前まで。

突然、小説もあと数十ページで終わりかというあたりで十勝岳が噴火してから、一気に小説の色が変わります。これまで読み進めてきた登場人物たちがどんどん泥流にのまれていきます。自然の恐ろしさ、しょせん人間など小さいものだと思わされました。
涙が止まりませんでした。
このあと、拓一と耕作はどうするんだろう?
お母さんと無事に会えるんだろうか。

すぐにでも『続・泥流地帯』読みます。
泥流地帯 (続)

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コメント

読まれたんですね。私も「なぜ泥流地帯」というタイトルなんだろう?と思いながら読んだのを思い出しました。
「続」の感想もアップしてくださいね。
あぁ三浦綾子、読みたくなってきました。

投稿: うさ | 2007年5月14日 (月) 午前 09時29分

うささん。

もう、三浦綾子ファンになりそうです。
泥流地帯のあとは、何を読んだらいいですかね? またおすすめを教えてくださいね。

投稿: しゅう | 2007年5月15日 (火) 午後 06時41分

塩狩峠とひつじが丘はもう読まれてますか?あとは青い棘かな・・・?もうストーリーをほとんど覚えていませんが、タイトルを覚えているので読んだはず!です。。。

投稿: うさ | 2007年5月15日 (火) 午後 07時45分

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