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2007年1月26日 (金)

フェリーにて。

もう15年ほど前の話です。

その当時、8月下旬から9月にかけて、北海道の公演が定例となっていました。なぜかといいますと、北海道から東北にかけては夏休みがちょうどその時期から始まるからです。私たちは、その頃のツアーをよく『台風ツアー』と呼んでました。
ちょうど、台風が北上するのにあわせて移動するからです。

その年の8月下旬初めも、台風のニュースを聞きつつ、トラックとハイエース(ワンボックスワゴン)をワンツーで、東北自動車道をひた走っておりました。大 洗港から北海道苫小牧港までフェリー移動するルートもまれにありましたが、大抵は予算上の問題で仙台港まで陸路で走り、その後フェリーに乗船するルートを 取るのが常でした。
勿論、台風も平行移動しておりましたが、上陸はせず、太平洋側を北上していました。

ですから、もうフェリーが遅れることは目に見えていたわけです。
仙台港からは太平洋をゆくわけですからね。
わたしたちの乗船する船はは定刻より4時間遅れ、午後11時頃に出航ということになりました。

台風が去ったあとも、もちろん海は荒れています。
沿岸を離れると、その揺れはいよいよ角度を増していきました。大浴場の湯は、湯口からなみなみと出てはいるけれども、こぼれる量のほうが多くて腰までしか つかれない状態。通路はほとんどの人が手すりを使って歩いてる始末。その日はいわゆる2等のチケット(ご存知の方もおられるかと思いますが、2等はいわゆ る雑魚寝)でしたから、みんなはじっコに陣取って(そうしないと転がるんです)眠っていました。

『もし、あのう…』
そんな中、呼び止められたのに振り返ってみると、1人のおばあさんが申し訳なさそうにちょっとよろめきつつ立っていました。
お話を伺うと、連れの旦那さまがかなり調子を崩してらっしゃる。それで、揺れの少ない船首のほうに移動させたいのだが、もうまわりもだいぶ休んでおられて声をかけづらい。そこへわたしらがたまたま通りかかったので、是非お手伝いいただきたいとのこと。

わたし含めて男3人は、すぐその連れのおじいさんのところに出向き、2人で肩を抱えてよっこらせ、よっこらせと運んであげました。とにかく左右に揺れるものですからあっちへぐらり、こっちへぐらり。
なんとか船首のほうの席に移動して、酔い止めの薬も持ってきて飲ませ、横にしてようやくお連れの方は落ち着いたようでした。

初めてわたしが、人助けっぽいことをした思い出です。
汗だくになって運んだので、よーくおぼえてます。

翌朝、元気になった旦那さんとあいさつに来てくれました。
いらないと固辞したお礼を結局頂いてしまい、
北海道の美味いものを頂いてしまいました。

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コメント

長野の斎藤です。
かかし座の「アラジンと魔法のランプ」は先日のことのように覚えています。
私のブログに立ち寄っていただきありがとう。
アラジンの時には、事前交流会も楽しくてたくさんの入会者がありました。
迫力の舞台にビックリした方も多かったです。

グループ会等で「何の作品から入会しましたか?」という話しになるとアラジンの方がいっぱいいます。またかかし座の舞台に出会いたいと思っています。
今度は手影絵の舞台がいいかなァ

投稿: 長野中部まさこ | 2007年1月26日 (金) 午後 09時50分

おひさしぶりでーす!

ブログにあるように、ただいまわたくし長期休養中ですが、しっかり充電してよい舞台をまたお届けしたいと思います。

このたびの横浜公演では、ロビーパフォーマンスでわたしも登場する予定ですよ、手影絵で。

またブログのほうはお邪魔させていただきます。

投稿: しゅう | 2007年1月28日 (日) 午後 01時41分

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受信: 2007年1月26日 (金) 午後 08時18分

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